第一学年人権学習?世界を知ろう?
子どもたちを見ていると、「毎日十分な食べ物があり、毎日学校に通える。」があたりまえであり、それを恵まれていると考える気持ちが薄いように思います。世界に目を向けて、自分たちの活動をふりかえる機会が少ないのです。1年生では、学年集会や道徳の時間に世界の子どもたちの生き方を知り、私たちの仲間づくりをふりかえる取り組みを進めています。◆6月20日《学年集会》「世界がもし100人の村だったら4」から、ガーナのカカオ農園で働く少年のビデオを視聴しました。カカオがチョコレートになることも知らず、一生働き続けなければならない少年。彼の夢は、学校に行って授業を受けることなのです。◆7月7日《道徳》「地雷ZERO21世紀最初の祈り」から、地雷のために足を失ったカンボジアの少女のビデオを視聴しました。生きたまま体の一部だけを吹き飛ばすように作られた地雷は「悪魔の兵器」と呼ばれていますが、世界に一億個以上埋められています。そのうえ、内戦や地域紛争のため、銃を持って戦っている子どもの兵士も増えているのです。「愛の反対は憎しみではなく、無関心だ。」という言葉があります。まずは、世界の子どもたちの現実を知ることからスタートしたいと思います。ぜひご家庭でも話し合ってください。