本日午後、入学式が行なわれました。今年度は207人の生徒が 中部中学校中学校に入学しました。 まだまだ緊張感たっぷりの1年生ですが、今後たくさんのなかまを作り、自分を成長させていってほしいと思っています。<校長の祝辞より> 中部台の芝生が鮮やかな芽を吹き始め、待ちに待った温かい春を迎えました。本日は、多くのご来賓のご臨席を賜り、ここに、平成20年度 第40回、松阪市立中部中学校 入学式が挙行できます事に、感謝申し上げます。207名の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。今、皆さんは、中学生活への期待と不安に胸を膨らませていることと思います。 中学校では、新しい教科として英語が入ります。そして、教科担任制となり、より専門的な学習を深めていきます。また、文化祭、合唱コンクール、修学旅行や職場体験学習など、楽しい行事も行われます。さらに、部活動では、厳しさの中にも地道な努力を積み重ねることにより、達成感や連帯感を味わうと共に、より広い世界へとびだすことも出来ます。将来、皆さんは、中学校の体験を通して、大人の仲間入りをします。そういう意味でも、この3年間は、とても貴重な時間であるということを、頭に入れて、生活してほしいと思います。中学校生活を前にして、皆さんにお願いがあります。「今、やるべきことをしっかりやり、けじめのある生活をする。」、「自分がされたらいやなことを、他の人にはしない。」という2つのことを守って下さい。また、あいさつをする・チャイム着席・掃除をしっかりやる・遅刻をしない・交通ルールを守るなど、規則というより、人と協力し、共に向上する為の、努力をしてほしいと思います。ところで、皆さんは、今、やっていることが将来にどう繋がっているのかということを考えたことがありますか? たとえば、人とコミュニケーションを取ろうとするとき、誰でも最初にあいさつをします。挨拶は簡単でも、相手との距離を縮める最高の言葉なのです。将来、人間関係を築くとき、自然に挨拶ができることは、とても大切なことなのです。授業を受けるとき、この勉強をすれば将来このようなことが出来るのだと、自分でイメージして勉強することにより、緊張感のある中身の濃い学習となります。難しいことも乗り越えることが出来、身に付いた学習となります。今やっていることが、将来の生活にどう役に立つのか、考えてみることは、わくわくする楽しいことであり、新たな目標に向かい、努力する原動力になります。これが、最近よく言われる「キャリア教育の視点」で、ものを考え、行動することではないでしょうか。今の生活を振り返り、何をすればよいか考え、実行することに意味があります。皆さんの描く夢が、叶えられるよう、私たち教職員も、応援していきます。さて、保護者の皆様、本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。中学時代は、蝶の脱皮にたとえられます。サナギから抜け出し、全く違う姿となります。そして、美しい羽根を羽ばたかせ、大空に飛び立ちます。人間は、形こそ変わりませんが、中学時代は、心身の成長が最も著しく、物の考え方・人間関係などあらゆることが、大きく変化する激動の時期です。時には、子どもがたくましく成長していくために、背中を押したり、アドバイスしたりすることもあるでしょう。また、時には、戸惑われたり、一緒に苦しい時を過ごしながら、子どもたちを支えていかければならない時もあるかと思います。子どもたちの成長を支えるために、家庭ですべきこと、学校ですべきこと、があると思います。しかし、大切なことは、学校と家庭・地域が手を取り合い、理解し合うことではないかと思います。また、ここにいる生徒たちは、みんな近所の子どもたちです。良いことは、誉めてやってください。悪いことは、叱ってやってください。みんなで健やかに育てていけるよう、今後一層のご指導・ご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。 私たち職員一同も、力を尽くしてまいります。 最後になりましたが、公私共にご多忙の中をご臨席いただきました、ご来賓の皆様方にお礼を申し上げます。※2・3年生にも、始業式において同様の話をしました。

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