人権部落問題学習
夏休みの登校日(8月19日)に、猿まわし芸人で有名な「太郎次郎」が本校に来てくれることになりました。2年生では7月12日に、そのための事前学習を3限目に行いました。 学習の中では、身近な娯楽のルーツである芸能をとりあげ、古くは室町時代から芸能が人々を楽しませる等の役割を担い、人々に必要とされてきたこと。また、人々に必要とされていたにも関わらず、一方で芸能を担う人々は「自分たちと、どこか違う人々」として認識され、そうした認識が時代を経るに従って差別意識へと変わっていったことを学び、生徒たちは「当時の人々の心の矛盾」に気づきました。 次に、太郎さん(村崎太郎)の小説「橋はかかる」の一部を朗読し、太郎さんが「猿まわしとして生きる道を選んだ思い」「部落の生まれであることを公にした思い」について考え、意見交流を行いました。当日は、実際に太郎さんにこれらの思いについて語っていただき、太郎さんの思いや生き方から学ぶ「出会い学習」にしたいと考えています。